ノートパソコンは起動せずに、ACアダプタを電源に接続しているだけで電力を消費する。最も電力を消費するのは、パソコンをフルパワー状態で動作させながら、バッテリを充電している状態だ。
機種によって異なるが、最大で50W消費するノートパソコンを想定して、各種状態による消費電力をグラフ化したのが以下となる。
ノートパソコンはバッテリを内蔵しており、そのバッテリを常に一定に保つようにACアダプタから電力が消費される。これは0.2W程度だ。
起動して、何も使用していない状態が最小の消費電力だが、さらに液晶の明るさを押さえるような省エネモード時が最も消費電力を押さえながら起動している状態。
その状態で、動画編集などの高負荷な状態にすると、消費電力が増えるが、使用電力は押さえられているので、それほど電力を消費しない。
省エネモードなどを使わず、ある程度性能に余裕のあるモードにすると、何もしていないときでも省エネモードよりも若干消費電力が大きくなる。このときに最も影響があるのが、バックライトの明るさ。
この省エネモードを使わない状態で動画編集などの高負荷にすると、パソコン自体が最も電力を消費する。
さらに、バッテリがかなり減っている状態で充電しちえると、充電のための電力も消費する。
これは、一般的なパソコンの例として示した物で、機種や設定などによって、この使用電力は変わってくる。一般的にはこんな感じになると覚えておく助けになれば幸いだ。