HP PSGの継続を発表

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HPは2011年8月18日に発表した同社PC関係のPSG(パーソナルシステムズグループ)の分離を含む事業構造の変更を検討と発表したが、10月27日(米国時間)に同社の一部として維持、継続展開することを決定したことを発表した。

同社のPC事業は世界最大規模だが、価格下落とタブレットPCやスマートフォンなどの普及などにより今後の規模と利益の拡大が不安視されていた中、当時のレオ・アポテカー CEOのもとで、PSGの事業構造の再編などの検討が行われたが、9月に就任した新しいCEO メグ・ホイットマンのもとで今回の発表が行われた。

「HPはPSGの独立分社化に伴う戦略、財務、および営業面等における影響について客観的な評価を行いました。評価分析の結果、PSGを維持することがお客様、パートナー企業、株主の皆様、また社員のために、最適な判断であるという結論に至りました。PSGがHPと一体であることにより、HPとPSGは統合された事業運営を進め、さらなる成長を生み出していきます。」
とメグ・ホイットマンCEOは述べている。

さらにHP PSG担当エグゼクティブバイスプレジデントのトッド・ブラッドリーは
「PSGはHPの一員として、PC、ワークステーションをはじめ、業界で最も幅広いポートフォリオとグローバルスケールを備え、それらすべてにわたる製品イノベーションを、お客様とパートナー企業に提供し続けます。そしてこの世界最高のPC事業をさらに優れたものとしていきます。」
と述べている。

PC事業自体はこのままのようだが、気になるのはwebOSやタブレットに関して。発表当日行われた質疑応答ではタブレットはWindows 8に注力すると答えていたが、このあたりの動きも激しいので、今後どうなっていくかは注目してみていく必要がありそうだ。

HP to Keep PC Division