iPhone 6が2014年9月19日に日本で販売された。iPhoneの販売日には一日でも早く製品を入手しようとする熱心なファンが販売店で行列をつくるのが恒例となっている。
この行列の中には、本当に好きで行列している人もいれば、真っ先に買いたいが何時間も並びたくない人が、行列の代行を頼んでいる場合もある。
このあたりは、まだ普通の行列ではあるが、問題は外国人による転売だ。
アジアでも早い時期にiPhoneが販売されるのが日本だ。
日本ではiPhone 6からSIMフリー版が発売日に販売されるため、外国人がSIMフリー版を購入すれば海外でそのまま利用できる。
このため、中国やベトナムなどの近隣諸国からの旅行者や留学者と思われる若者が転売による利益を狙って行列を作っている。近隣に迷惑をかけずに行列を作っているなら転売自体は良いことではなく、アップルも禁じ手はいる物の、実際に転売するかどうかは販売時点ではわからないためそれ自体が悪とは言い切れない。
しかし、日本の熱心なファンと転売者は明らかに行列で長時間並ぶ熱心さがないため、かなりの人数が途中で行列を抜け出したり、横入りさせているという実態がある。
販売店の店員も、ブロック毎に人数を把握し、それ以上増えた場合はそのブロックの販売を拒否するような事をやっていた。
おそらく、1年後に販売される次の機種で同じような状況になるならさらなる問題が発生することだろう。
今後、転売が多い商品については、何らかの対策が必要になりそうだ。