計画停電対策にThinkPadのピークシフト機能を使う

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あまり知られていないが、LenovoのThinkPadにはピークシフト機能が付いている。
ピークシフト機能とは、ピーク時の電力使用をシフトさせる機能だ。
例えば夏場の午後の電力ピーク時には強制的にバッテリ駆動させ、充電は深夜に行うという設定が可能になる。

2011年3月に東日本で発生した地震と津波の被害により、一部の発電所の稼働が停止し、3月から計画停電が始まっているが、特に2011年夏の電力が足りなくなることが予想されており、この機能が見直されている。

ThinkPad省電力マネージャー
ThinkPad省電力マネージャーの使用

使用するには、ThinkPadの省電力マネージャーを開く。
タスクバーに表示されているバッテリーを左クリックするか、コントロールパネルの電源オプションの左側にも省電力マネージャーにいける。

ここでは各種パワーマネージメント設定が出来るので、電源使用時にも出来る限りの省電力モードで動作するように設定したい。
省電力モードの設定が出来れば、電源スケジュールのタブをクリックする。

ThinkPad 省電力マネージャー 電源スケジュール
電源スケジュールの設定

電源スケジュールは通常、何も作成されていないので、新規に作成する必要がある。
新規をクリックして、電源スケジュールを作成する。

ThinkPad 電源スケジュール 新規設定
ThinkPadの電源スケジュール新規設定

名前を設定した後、処置でピークシフト機能を選ぶ。ここには、「電源プランへの切り替え」や「ディスプレイブライトネスの設定」をするのも省電力には有効だ。ピークシフト機能を設定した後に設定しよう。

ThinkPad電源スケジュールの処置

ピークシフト機能では、家庭で使うなら、特に冬の間は夕方のピーク時に電力不足が深刻になるため、例えば18時頃から20時頃はバッテリー駆動の設定をし、さらに充電も21時頃まで禁止にするとピーク時の電力消費を防げる。

このために実行間隔は毎日、日時は毎日だと曜日が全て選ばれているので、開始を18:00、終了のバッテリー消費の終了を20:00、充電禁止の終了を21:00にする。(バージョン3.4では分表示が1桁となっている)
さらにバッテリーの残量が一定量以下の場合はこの機能を使わない無効設定やこの機能を使う前の通知設定などもあるので適時設定しよう。

日中の18時までの業務で使用し、バッテリ駆動時間が4時間ある機種ならこれとは異なる設定が望ましい。
例えば、14時からバッテリ駆動し、22時以降に充電を開始するなど。

それぞれの環境に適した設定で、ピーク時の電力消費を少しでも抑えよう。

東芝のビジネス向けPCにも東芝ピークシフトコントロールという同様の機能があります。Although not well known, Lenovo’s ThinkPad computers with a peak shift function.
Peak shift feature is the ability to shift the peak power usage.
At its peak last summer power battery for example will force the charge that it is possible to make the midnight set.

ThinkPad省電力マネージャー
ThinkPad省電力マネージャーの使用

ThinkPad 電源スケジュール 新規設定
ThinkPadの電源スケジュール新規設定